タイ、煮ダコ、煮アワビ、くるまエビなど乗った宝石箱のようなちらしずし(2200円)。 煮穴子を1本使った穴子の丸付け(1200円)。 驚くほど柔らかい、煮はまぐり(1000円)。 写真は3尾だが、小さいと10尾使うこともある新子(小さいコハダ600円)。 魚のすり身に卵を溶かして味を付けた玉(500円)。この味ですし店のレベルが分かると言われる。

その道40年以上の店主が握る王道のすしが味わえるみせ

大阪にある名店のすし屋の支店を任されて広島に来たのが39年前。13年前にこの店を開いた店主の時間と手間をかけた料理が提供される。煮穴子は砂糖と醤油で20分くらい煮ておき、 注文が入る度に網でさっと焦げ目を付ける。コハダのような小さい魚も1尾1尾開き、塩をして酢でしめる。だがすしは握りたてが最も美味しいため、丁寧に仕込まれたネタはすぐに口の中 で消えてしまう。その贅沢さを味わったら、きっとまた訪れたくなるはず。

鮨 紀廣(すしきひろ)

住所:広島市中区鉄砲町7-26
電話:082-225-4741
営業時間:11:30~14:30・オーダーストップ14:00
                  17:30~22:00・オーダーストップ21:30
定休日:月曜日、8月中旬(仕入れ状況による)、年末年始